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2012.12.06

湘南ひらつかキャンパスで、KU東北ボランティア駅伝の報告会が開催されました

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2012年11月22日(木)、湘南ひらつかキャンパス11号館サーカムホールにおいて、KU東北ボランティア駅伝の報告会が開催されました。この報告会は磯田 昇 講師(国際経営学科)の「ボランティア論」の特別公開講座として行われ、受講生を含む約120名が参加しました。

 

最初に、ボランティア駅伝のドキュメンタリー映像が上映され、次に、“語り部”として陸前高田で震災当時のお話をしてくださっている釘子明さん(NPO法人 遠野まごころネット)から、当時の状況や現在の様子などを伺いました。

 

その後、ボランティア駅伝の統括責任者である石積 勝 副学長と参加学生の代表として鈴木 寛太さんと久保田 真由さん(ともに国際経営3年)が壇上に上がり、公開形式の座談会が行われました。

 

「どんな形でもいいから、一度はこちらに足を運んでほしい」という釘子さんの想い。

 

「地道なボランティア活動も、続けることで大きな成果になるとわかった」、「何度も行くことで、東北により関心をもつようになった」など、ボランティアを経験した鈴木さんと久保田さんから語られる言葉。

 

「行けば何かが変わる。実際には学生たちが学ばせていただいている」という統括責任者としての石積副学長の発言。

 

 

 

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それぞれの立場からの真摯な発言が続き、会場にも静かに熱意が伝わっていきます。

 

最後に、会場から「釘子さんにとって復興とは何か」と質問がありました。釘子さんは、「家族と笑いながら話をしたり、お祭りに参加したり、皆さんがしているような普通の生活を送ること」とおっしゃいました。この日、繰り返し出てきた言葉を、多くの人がかみしめるように聞いていました。

 

受講後に提出された学生のレポートには、「涙が止まらなかった」「何もしていない自分が情けなくなった」「先輩たちは何回も出かけているのに・・・」「3月までに必ず行く」など、あらためて被災地の現状や自分の行動について考えさせられたという意見が数多く見られました。

 

この日の体験や考えたことを、これからどう生かし、行動に移していくのか。

成果は今後現れてくるはずです。

 

 

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【写真左】穏やかな語り口でたくさんの貴重なお話をしてくださった釘子さん

【写真右】自分たちのボランティア経験を伝えてくれた鈴木さんと久保田さん

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