ニュース

2013.10.24

「先祖になる」特別上映会 開催のお知らせ

 先祖になる

このたび、被災地支援室主催により、陸前高田市を舞台とした映画「先祖になる」を特別上映いたします。

主人公は佐藤直志さん、77歳。東日本大震災により、消防団員だったご長男を亡くされ、自宅は大きな被害を受けました。それでも前向きに生きていこうとするたくましい姿に、そっと寄り添うドキュメンタリー映画です。

 

3年目を迎えた本学のKU東北ボランティア駅伝は、現在陸前高田市で活動を行っていますので、参加経験のある人なら、見たことのある光景が随所に出てくると思います。語り部さんから聞いたお話に重なる部分がいろいろあることにも気づくでしょう。また、ボランティア未参加の人にとっても、現地で直面しているさまざまな問題や、土地に根ざして生きていこうとする人々の姿、また伝統文化の素晴らしさなど、感じとれることがたくさんあるはずです。

2013年ベルリン国際映画祭エキュメニカル賞の特別賞や、香港国際映画賞グランプリ、文化庁映画賞大賞を受賞するなど、国内外で高く評価されている作品です。温かく、ユーモアあふれるこの作品にぜひ触れてください。

 

なお、上映後は、監督の池谷薫さんをお迎えし、ボランティア駅伝の参加者とともにトークイベントを行います。映画製作のお話や、陸前高田の現状、大学生ができることなど、さまざまなお話を伺う予定です。

 

 

>>「先祖になる」オフィシャルサイト

 

 

【日時】
2013年11月20日(水)
16:00(開場・受付) 16:30~(上映) 18:45~(監督を迎えてのトークセッション)
※受付・上映開始時間およびトークセッションの時間が変更になりました。

 

【会場】
横浜キャンパス16号館 セレストホール

 

【対象】
本学学生、教職員等

 

【参加費】
無料

 

【お申込み方法】
>>参加申し込みフォームよりお申し込みください。

 

【お問い合わせ】
神奈川大学 東日本大震災被災地支援室
電話:045-481-5661(代表)[内線3524]
E-mail:bora-shien@kanagawa-u.ac.jp

2013.10.15

この夏、岩手で2つのお祭りに参加しました!

[陸前高田の浜っ子祭りに初参加!]

KU東北ボランティア駅伝では、陸前高田市復興サポートステーションで行っている子ども支援活動に参加しています。活動を続ける中で交流が始まった地元の青年部から、要谷地区という町で毎年開かれている「浜っ子祭り」に出店をしないかと声をかけていただきました。地域のお祭りの運営をお手伝いするという、めったにない機会を与えていただいた神大メンバー。多くの子どもたちがお祭りを楽しみにしていると聞いて、子ども支援のリピーターを中心に、何度も話し合いながら準備をしてきました。

 

8月11日、当日は快晴。要谷地区だけでなく周辺の地区からも、小学生や部活帰りの中学生などたくさんの人が訪れました。神大生が出店したのは、焼きそばとタピオカドリンクの屋台、さらに輪投げとストラックアウト(ボードに開けた穴にボールを投げ入れる)のコーナーも設置。参加した26名がそれぞれの担当に分かれ、また青年部の屋台や司会進行のお手伝いもしながら、めいっぱい声をはりあげ、子どもたちと遊びました。ステージの上ではビンゴ大会やラムネ一気飲みなどが行われ、一気飲みには神大生も飛び入り参加。地元のみなさんと一緒になって盛り上がりました。

 

終わった後の、メンバーの充実した表情!何よりも、たくさんの子どもたちの笑顔が成功の証となりました。

 

 浜っ子祭り 

* 陸前高田の人気キャラクター・ゆめちゃんと、神大のマスコットキャラクター・JINくんKANAちゃんが共演!
参加メンバーひとりひとりが子どもの遊びを全力でサポートしながら、お祭りを存分に楽しみました。

 

 

 

[今年も遠野まつりに参加!]

遠野市で一番大きなイベント、遠野まつり。神楽やしし踊り、南部ばやしなど、地域の郷土芸能が一同に集まり、岩手県内外から多くの観光客が訪れるお祭りです。一昨年、昨年に引き続き、遠野市6区の「仲町南部ばやし」に参加させていただきました。

 

女性は踊り、男性は小鼓を担当。前の晩、地元の方に指導していただいたものの、踊りは指先まで神経を使い優雅さを表現、太鼓も、大鼓と小鼓の間を合わせるなど、そう簡単には覚えられません。女性陣は夜中と早朝にも復習し、男性陣も協力してタイミングを合わせるなど工夫しました。

 

当日の9月21日、22日。両日ともよく晴れた暑い中、駅前の大通りを中心に、遠野の町を練り歩きました。慣れない着物に苦戦もしましたが、6区の人々と一緒に最後までお祭りを盛り立てました。大勢の観客の前で披露するという緊張感、またいつも温かく迎えてくださる町の方との交流は、貴重な体験となりました。

 

今年から、拠点を陸前高田に移して活動しているボランティア駅伝ですが、2年間お世話になった遠野市への感謝の気持ちは忘れていません。震災を機に深まったご縁を大切にして、ボランティア活動にとどまらず、いろいろな形で交流を続けていきたいとあらためて感じる機会となりました。

 

 遠野まつり 

*遠野で一番のお祭りとあって、大通りでは大勢の観客から注目を浴びます。
小さい頃から南部ばやしに親しんでいる地元の子らに交じって、神大生もしっかり決めてくれました。

 

ページトップへ