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2014.05.08

荻村哲朗先生「政治学特講2」特別公開講座 陸前高田ドキュメンタリー映画「あの街に桜が咲けば」上映会のお知らせ

 

上映会ポスター 

 

2014年5月19日、横浜キャンパス・3号館305教室において、ドキュメンタリー映画「あの街に桜が咲けば」上映会を行います。岩手県陸前高田市内の津波到達地点に桜を植える活動を行うNPO法人「桜ライン311」の活動を紹介し、関係者のインタビュー映像を交えながら、東日本大震災を経験した人たちの強く生きる姿勢や命の尊さを伝えるドキュメンタリーです。KU東北ボランティア駅伝に参加したことのある人、これから参加してみたいという人、現地に関心を寄せる人にとって陸前高田の現状や人々の考えに触れられるいい機会です。
上映後には監督の講演や減災に関するワークショップをおこない、参加者全員で、震災や防災についてあらためて考えようというイベントです。

 

本上映会は、法学部・荻村哲朗先生の「政治学特講2」特別公開講座として開催します。履修生を優先とし、残りの席を先着とします。(参加無料)

 

>>「あの街に桜が咲けば」オフィシャルサイト

 

 

【日時】
5月19日(月) 14:40~16:10(4時限)

 

【会場】
横浜キャンパス 3号館305教室

 

【内容】
映画「あの街に桜が咲けば」上映、小川光一監督の講演、減災のためのワークショップを予定しています。

 

【お問い合わせ】
神奈川大学 東日本大震災被災地支援室
電話:045-481-5661(代表)[内線3524]
E-mail:bora-shien@kanagawa-u.ac.jp

2013.12.16

今年も湘南ひらつかキャンパスで報告会が開催されました

2013年11月28日(木)、湘南ひらつかキャンパスのサーカムホールでボランティア駅伝の報告会が行われました。今回は鈴木 寛太さんと久保田 真由さん(ともに経営学部4年)を中心に、学生が企画を立てて実施。昨年同様、磯田 昇先生の「ボランティア論」特別公開講座として行われ、受講生を含む110名が参加しました。

 

今年の活動報告として、まずボランティア駅伝の動画が上映され、続いて現地コーディネーターの佐々木 桂典さんを迎え、陸前高田の被害の様子や現状についてお話ししていただきました。今もなお200名以上の行方不明者の捜索が続いているとのことで、改めて被害の大きさや、まだまだ継続的な活動が必要だと実感させられました。 

後半は、参加経験者を交えての座談会。子ども支援や漁業のお手伝いなどの活動報告や参加して感じたことなどを各自が発表しました。また今後の活動方針についても「もっと学生が主体になって活動したい」「仮設住宅に入っていきたいね」などの意見交換がありました。

 

ボランティアについて学ぶことはもちろんですが、現地に行って活動し、自分で見たり話を聞いたりすることも大切。そう感じた人も多かったのではないでしょうか。「春休みに参加したい」という声も多くあがっていたので、参加者増加につながることを期待しています。

 

 

【受講生たちの感想】

「震災から2年も経っているという考えから、まだ2年しか経っていないという考えに変わった」

「今は“何かしたい”という気持ちでいっぱいです」

「“神大かっこいい”と思った。学生目線でのボランティアを見られてよかった」

「報告会という形で情報を共有する、告知することが大切。これを継続していくことでボランティア駅伝の襷は繋がっていく」

 

 

佐々木さん パネリスト

 

パネリスト 報告会の様子

2013.11.26

『先祖になる』特別上映会を開催しました

11月20日、横浜キャンパス16号館セレストホールで、ドキュメンタリー映画『先祖になる』の特別上映会を開催しました。主人公・佐藤直志さんの土地に根差した力強い生きざまや、震災で大きな被害を受けた陸前高田の街や人々の様子など、さまざまなシーンに心を揺さぶられる映画です。KU東北ボランティア駅伝に参加経験のある人なら、見聞きしてきた光景が随所に出てくることに気が付いたはずです。

 

上映後は、監督の池谷薫さんをお迎えし、ボランティアとして現地に何度も足を運んでいる学生とトークセッションを行いました。池谷監督には映画の製作秘話や現地の人々の様子などをお話しいただき、学生からは、自分が携わった活動の報告や、感じたこと・学んだことの話をしてもらいました。池谷監督から「大学が継続して行っていること、彼らが何度も参加していることが素晴らしいね」との声が上がり、学生に向かっては「人間って面白いよ?ぜひいろいろなことにぶつかっていってほしい」と、人生の先輩としてアドバイスもいただけました。

 

来場者は、ボランティアの参加経験者や、口コミで集まった学生、教職員や一般の観覧者も含め、約120人。上映後に行ったアンケートではさまざまな感想が寄せられました。

 

「ほろりと涙が出たりクスッと笑ってしまう直志さんのドラマから目が離せなかった」

「ボランティアに行った記憶がよみがえってきて、改めて震災や被災地について考えるきっかけになった」

「単に震災を描いたのではなく、その経験を乗り越える一人の人間のストーリーとして考えることができた」

「監督の言う『人間力』という点で学ぶものが多かった」

「学生ボランティアの体験話が具体的で、まぶしさとたくましさを感じた」

 

大学の被災地支援プロジェクトから生まれた今回の上映会。ボランティアへの参加も、ドキュメンタリー映画を見るのも、躊躇があったり抵抗を感じる学生が多いかもしれませんが、どちらも案外垣根が低く、人としての視野を広げてくれるものです。今後もなるべく多くの神大生に参加してほしいと思います。

 

トークセッション 浅水さん

 

不破さん 関目さん

 

神田さん 集合写真

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